メンテナンスについて
気化式涼風装置のメンテナンスについて
気化式涼風装置はメンテナンスが必要です
クールクリーンファンをはじめとする気化式涼風給気装置は、定期的なメンテナンスが不可欠です。定期的にメンテナンスを行うことは、冷却効果や給気風量などの性能維持および機器寿命の延伸に大変効果的です。
メンテナンスの頻度はご使用いただく環境により異なりますが、ご使用シーズンの開始時と終了時の2回、清掃及び点検を行ってください。

保守を怠れば、こんなことも・・・。
- 冷却効率が下がる
水による気化冷却装置。それだけに、水の循環が悪くなれば、その分冷却効果にも影響を及ぼすことになります。 - 異臭の発生
汚れが溜まれば、微生物特有の臭気を発生することがあります。未然に防ぐためにも、定期的に清掃等適切な処置を施すことが必要です。 - Vベルトがのびる
長期にわたって保守を怠れば、ファン駆動系で使われているVベルトが伸びて、回転効率を妨げます。(ベルト駆動の機種のみ) - スライムの発生
長期間の放置は水の循環経路にスライム(微生物が原因となって発生するヌルヌルした膜)が発生する原因になります。
メンテナンスサービスのご案内
鎌倉製作所では、ご購入後も安心して製品をご利用いただくために、専門スタッフによる一貫したサービスを受けられる年間契約の「年間メンテナンス」とシーズン前後やトラブル発生時などその都度のご契約になる「スポットメンテナンス」の2種類の「メンテナンスサービス」をご用意しております。(「年間メンテナンス」のサービス提供期間は、納入日より7年間となります。)
「メンテナンスサービス」をご希望の場合は、ご購入先もしくはお近くの営業所にお問い合わせください。
ルーフファンのメンテナンスについて
屋根の上だから見落としがちですが
ルーフファンはメンテナンスをすれば長く使えます。
こんな時代だから清掃をして長く使いましょう。

保守を怠れば、こんなことも・・・。
- 消費電力が増大し風量が低下
下記の表は静圧ごとの風量と消費電力の関係です。
上記表より 塵埃の付着、シャッターの動作不良、フィルタや防虫網の目詰まり等が発生した場合保護装置が働かなくても、消費電力18%増、風量34%減となります。
メンテナンスをすることは有効な節電対策の一つになります。 - 作業環境の悪化
保護装置などが働き停止したルーフファンがあった場合に、すぐ近くのルーフファン等が排気している場所では停止中のルーフファンが給気口となってしまい、ごく狭い範囲でしか風が動かないショートサーキット現象が発生します。
そのため正常に動いているルーフファンにも悪影響を及ぼし換気の効果低下につながります。 - 発火の恐れ
モータ外面に塵埃が多量に付着するとモータからの放熱が妨げられてモータの冷却効率が著しく低下し焼損、まれに発火するおそれがあります。 - 油煙や埃等により生産品への悪影響
ルーフファンに付着した埃や油の落下は生産品への悪影響を及ぼすことにもつながります。
動かなくなったルーフファンは、ボディがしっかりしていればファンモータユニットやシャッター類等、部品での交換が可能です。 現場調査の上最適な交換方法を提案させていただきます。