「長年の課題であった暑さが一気に解消されました。」
思い切って16台導入して、十分な効果を得られました。
当社では革靴の製造を行っています。革を成形するための熱風が発生し、夏場の室内温度は38度〜40度まで上がります。汗が止まらず、水分をとり塩をなめつつ作業をするという大変厳しい環境でした。そのような中で、常々防暑対策に良い方法はないかと検討してはいましたが、新聞広告でカマクラのクールルーフファンを見つけ、早速1台を倉庫に試験的に設置することとなりました。その結果が良好で、すぐに工場への増設を決めました。工場全体を冷やすために13台で計画しましたが、やはり熱風を使用するエリアを重点的に対策したかったため、最後に2台追加し合計16台となりました。同時期に屋根に遮熱効果のあるペンキを塗ったことも手伝ってか、その夏は32度ほどに室内温度が下がりました。数台では場内全体に涼風が行き渡りませんから、やはり思い切って16台入れて良かったですね。台数を少なくしていたら、これほどの効果は得られなかったかもしれません。
使い方を工夫してクールルーフファンの効果を最大限引き出しています。
使い方も工夫していて、まず始業1時間前にクールルーフファンの運転を開始します。作業で熱風を使用して場内が暖まってしまう前に、戸を閉め切って冷やしておくのです。そして、午後になったら戸を開けて風を流します。さらに工場扇を30台ほど作業域に設置して、クールルーフファンの涼風を撹拌するようにしています。また、クールルーフファンは平成16年の夏から使用していますが、毎年使用開始前の5月頃に点検、使用後の秋口にフィルタの洗浄等のメンテナンスもしてもらっています。こうして、クールルーフファンの効果を最大限に引き出すようにしています。暑さがやわらいだことを十分に実感できています。
工場扇を併用して気流をつくり、
クールルーフファンの涼風をさらに効果的に。
給気量と排気量のバランスを保つため、
排気用ルーフファンをクールルーフファンと組み合わせて設置しました。
屋根の低いエリアでは、
ルーバーで風向を設定しています。