「涼しさと低コストの両立で、大空間の防暑対策に役立っています。」
涼しさを実感し、追加設置を予定しています。
当社では煎餅の製造を行っているため、工場内は年間を通じてかなりの高温になり、特に夏は40℃を超える暑さです。広い空間なので、全体を1℃抑えるだけでも難しいことです。換気と水の気化放熱で涼しくするというシステムで、低コストで運転できるということで、クールクリーンファンは5年前に導入しました。最も高温になる焼き工程のエリアに、涼風を大量に給気するクールクリーンファン1台を設置し、5箇所にダクトを分岐させゾーン冷却をしています。ただ、水の気化放熱を利用するため吹出す風は高湿度になりますので、設置当初高湿度の風の影響を心配していましたが、実際には焼き工程のエリアはもともと高熱のため乾燥しており問題はありませんでした。昨年は熱気が溜まりやすい中2階の部屋に、クールルーフファン4台を設置し給気しています。窓から1階の作業エリア全体へ涼風が吹き下ろされるようになりました。また併せて、炉にダクトを設置し、屋上へ熱気を逃がすようにしたこともあり、工場全体の温度が40℃を超えることはなくなり、作業環境は大きく改善したと言えます。社内でも大変好評です。ちなみに本日8月8日の最も暑い時間帯で室温は36℃でした。現在、味付け工程のエリアにもクールクリーンファンの追加を計画しています。こうして現場の声に応えて追加できるのは、涼しさと低コストを両立できているからこそのことです。
高いパフォーマンスの維持にメンテナンスは不可欠です。
先日、クールクリーンファンとクールルーフファンのメンテナンスをしてもらいました。設置当初から、年に2回の洗浄、部品交換のサービスを契約しています。外気を取り込むため少しずつフィルターには塵埃が付着し、放っておけば目詰まりの原因となるので、定期的な洗浄が必要です。水を清潔に保つための薬剤は消耗品ですので補充をします。こうした定期的なメンテナンスにより、高いパフォーマンスを維持しています。
クールクリーンファン吹出口は、
5箇所にダクトを分岐し、
ゾーン冷却をしています。
屋根上のクールルーフファン本体設置現場。
クールクリーンファン本体設置現場の様子。
屋根上に設置できるため、
工場内のスペースをとりません。