「ルーフファンが貨物ターミナルの換気を支えています」
2010年11月、東京国際空港の国際貨物ターミナルが新たにオープンしました。当ターミナルは、エコ・エアポート推進の元、ターミナル内の緑化の実施や環境負荷低減に寄与する施設機能を備えております。ターミナル内の第1国際貨物ビル及び第2国際貨物ビルの屋上に、約2,000kWの発電容量を誇る太陽電池モジュールを設置し、太陽光発電を行っています。この設備は、クリーンエネルギー認証センターより認定された発電施設で、当ターミナル全体で利用する電力の約1割(年間約200万kWh)をまかなう見込みです。写真にあるように、第1国際貨物ビル、第2国際貨物ビルの屋上には、太陽光パネルとともにカマクラのルーフファンを採用しています。
2棟合わせ延べ床面積約40,000㎡と大規模な上屋では、年間通じて様々な貨物が取り扱いされています。例えば秋でしたら、ワインなどの扱いが増えます。換気が不十分ですと上屋内の温度が過度に高くなり、ワインの保存状態に影響を与えてしまうことがあります。上屋では十分な換気量を効率良く確保することが求められ、ルーフファンを選定しました。また、雨水侵入防止のためにシャッター等をオプションで付け、更に取付ベースを標準仕様の倍の高さに変更し、貨物の管理をより確かなものにしています。