「安全で快適な環境づくりを目指し暑気対策を強化。
生産性、作業員定着率の低下防止にも貢献してくれています。」
館林事業所ではNC切断機(ガス)やレーザー切断機を常時稼働させ、月に7万枚の鋼板を溶断しています。日本有数の暑い場所である館林ですが、切断機からの熱が加わり工場内は40℃近くに及ぶ暑さとなります。さらに最も過酷なのはNC切断機のオペレーターです。ヘルメットに長袖にプロテクターという装備で、1580℃もの熱で溶断するすぐ間近で調整作業を行いますから、熱中症のリスクは高い状態です。夏場はどうしても暑さとの戦いで、生産性やスタッフの定着率に大きく影響してきます。
こういった暑い環境ですので、昼休みとは別に10時と15時に30分間の休憩と、随時体調を見ながら休んでもらっています。工場内には窓を増やして風通しを良くし、ルーフファン、扇風機、ミストファンを設置し、空調服も導入してきました。
今回はさらなる対策としてカマクラさんからの提案で、大型のGYMファンで外気を導入しながら工場内に気流をつくることにしました。建屋の中心部まで風が届き、床上2mほどまでの作業エリアの空気の流れがぐっと良くなり、送風機から離れている作業者でも風を感じ快適に作業することができるようになりました。隣の棟へも同じようにGYMファンの増設を決めています。GYMファンの効果は期待通りで、社員そしてその家族が安心できる職場づくりがしたいという気持ちに応えてくれています。
NC切断機では当社の得意とする
300mm程度の“極厚”の溶断を行っています。
1580℃の熱で溶断しています。
建屋中心部に向け送風。
バリ取り作業エリアにもふんわりと風が当たり涼しい
床に積まれた鋼板を避けるよう、
ステージ上にGYMファンを設置し、
高い位置から斜め下に向け送風。
シャッターを開け、涼しい外気を導入しています。
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