「溶接工程で発生しているヒュームを何とかしたかった。」
弊社は少品種少量・短納期高品質のあらゆるニーズに対応し、最大の特徴は、金型から塗装・組立・発想に至るまでの全工程を一貫して生産できるシステムを確立していることです。
中之口工場では金属加工の工程が多く溶接加工も行っていて、1Fでは溶接マシン9台、作業者14人で2Fは溶接マシン9台に作業者7人が作業しており、生産量によっては工場内に白みがかった状態になることもしばしばありました。
カマクラさんの営業担当者に相談して現場を見てもらったところ、換気量の増加と搬送ファンで溶接ヒュームを運ぶことを提案され、これに弊社の技術顧問のアイディアで搬送ファンと排気ファンの位置を決定して設置することになりました。
結果についての体感的な部分で話をすると、先ず喉を気にすることもなくなりましたし、白みが完全になくなったわけではないが、視覚的にはかなり良くなりました。そして、2日間も使うと防塵マスクも真っ黒になっていて交換していたのが、週に1回程度の交換で済むようになりました。また、一般的な不織布のマスクは数時間程度で黒くなっていたのが換気量の増加と搬送ファンの設置により、今ではそんなことは無くなりました。数値的な部分で言えば、特化則改正に伴うマンガン濃度の測定についても、1Fでは0.048mg/m3、2Fでは0.061mg/m3と、1Fについては基準値である0.05mg/m3をクリアできました。