「新たに設けた塗装場の環境づくりに。プッシュプル換気でクリアに。」
当社では造船関係の大型構造物や最近では合成樹脂製品の製造などを行っています。新しく設けた塗装場では、FRP製品の塗装を行っています。作業に適した環境整備のために、搬送ファンとユニットファン(壁付換気扇)を採用しました。プッシュプル換気の方式で、塗装場の風上に平形搬送ファンを設置し、塗装場の有機溶剤を風に乗せて運び、風下のユニットファンで排出するという風の流れです。平形搬送ファンは指向性が高く、風が拡散せずに、ユニットファンへ導かれ排出されます。
平形搬送ファンとユニットファンを用いた有害物の速やかな排気により、作業場は良い状態に保たれています。今後は暑さ対策も検討し、より良い作業環境づくりを検討してきたいと思います。
![画像:現場写真1](images/img_02.jpg)
![画像:現場写真2](images/img_03.jpg)
![画像:平形搬送ファン](images/fig_01.jpg)
【平形搬送ファン】
天井の梁に平形搬送ファンを設置。指向性の高い風で、下面と後面の2方向から吸い込み、前方へ狙った方向へ送風ができます。20m先の排気ファンへ、有機溶剤を導いています。
![画像:ユニットファン1](images/img_04.jpg)
【ユニットファン】
75cmの大型ファンで排気。平形搬送ファンで送られてきた有機溶剤を屋外へ。防護ネットで安全対策。
![画像:ユニットファン2](images/img_05.jpg)
【ユニットファン】
屋外側のウェザーカバーは、海沿いなので塩害対策でステンレス製としました。
【平面図】
![平面図](images/fig_02.jpg)
【立面図】
![立面図](images/fig_03.jpg)