「40℃超えの環境が、換気扇の導入で大改善。」
弊社は、遊技機(パチンコやパチスロ)の買取回収、リサイクルをしています。ここ東日本工場は1日1000台、毎月2万台ほどの遊技機をリサイクルしています。不法投棄や海外流出を防ぐために、遊技機の買取と、組合が公認している手作業での解体によって、基盤やプラスチックのリユース・原料化を進めています。
今回暑さ対策を施したのは、手解体作業をしている工場で、熱源はありませんが屋根からの熱が建屋内にこもり、また空気の流れがないため、夏季は40~42℃で、一番暑い中2階では45℃近い、サウナのような環境でした。そのため夏場は働くのを嫌がって長期休暇を取って旅に出る人がいたり、熱中症にかかる人がいたりということが続き、労働環境の改善に取り組む流れとなりました。
情報収集のために、展示会で様々なメーカー・商社から話を聞き、空調メーカーの方に実際に現場も見てもらったところ、工場内に熱だまりができていることが原因であるため、まずは遮熱と換気をすることが優先という話になり、屋根の遮熱シートの施工と、有圧換気扇の設置を検討し、カマクラさんに来てもらいました。工場の現状から、換気扇を○台つけると、○℃下がりますというような計算書と提案書を提示いただいたことで、検討後のイメージも沸いたので、納入することにしました。
納入後は外気温程度の環境まで改善しました。1時間に1回、屋外に出て休憩を取っていた作業者も、2時間に1回、工場の中で休むようになり、作業の効率化に繋がっています。また、営業の方に奨められて静音形を採用したのですが、ファンの運転音が小さく、作業をしていても気になりません。今回は建屋の一部だけを対策したので、今後は残りの荷受エリアの対策、更には今回対策したエリアを外気温度以下の環境になるように検討していきたいと思います。