大量の結露で水溜りばかりだった工場内。ルーフファンで10%に減少!
PETボトルのリサイクル工程の中で洗浄工程があるのですが、そこで大量の熱と湿気が生じます。その湿気が原因で、天井からはポタポタと水滴が降り、場内が水溜りばかりという状況で困っていました。幸い重大事故にはなりませんでしたがスタッフの転倒やフォークリフトのスリップがあり、結露対策は喫緊の課題でした。除湿器や局所排気、屋根の断熱性を上げるなどあらゆる方法を検討してきましたが、現実的な方法としてルーフファンを選びました。思い切って大型の排気ルーフファンを20台増設し、建屋全体の空気が常に入れ替わるようにしました。初めての試運転の際にはしぶきを上げてファンが回り驚きましたが、これだけ天井が濡れていたのだと改めて実感しました。今では湿った暖気がルーフファンから勢いよく排気され、窓からは乾いた外気が流れてきています。工場内では湿気を感じません。特に結露のひどかった冬でも水溜りはほとんどなくなり、従来の10%程度となりしっかり効果が出ています。
大型の排気ルーフファンを20台増設。
奥行き150mほどの対象建屋。
窓を開放し給気を確保。