「今年の夏こそは快適な環境で作業したい。
クールルーフファンによる給気で工場から熱と油煙を押し出しました。」
搬送ファンを利用したサーキュレーション(空気の循環)
当工場では日野のトラック・バスの特に重要な部品であるエンジン・トランスミッションの製造を手掛けています。一部の生産ラインで切削機を多く利用しているため、工場内には常に熱と油煙が滞留している環境です。現在は屋上換気扇や送風機の設置をしているものの、給気量が足りていないため能力を発揮できておらず問題解決には至っていませんでした。
そこで工場換気の専門メーカーであるカマクラさんに相談したところ、有圧換気扇「ユニットファン(給気)」で給気量の不足を補う方法を提案されました。ここまでは私たちも想定していたのですが、更に作業環境の改善、暑熱対策として水の気化を利用したクールルーフファン(涼風給気)の導入を提案されました。確かにこれまでの外気導入だけでは暑さが厳しく40度近くありました。給気を行いながら作業環境の改善ができるならと思い検討した結果、今回提案された有圧換気扇の一部をクールルーフファンに変更することにしました。
クールルーフファンの能力なら涼風を20m以上先まで届けることができるということで、今回は作業者が多くいる生産ラインのメイン通路のうち3箇所に試験的に採用することにしました。今年の夏にどれだけ効果を発揮できるか楽しみです。
日野自動車株式会社様 Webサイト
https://www.hino.co.jp/
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