従業員の健康が第一。
空気の流れのない機械加工エリアに、涼風が生まれました。
当工場では、ロープウェイやゴンドラ等の製作を行っています。当社では社員の健康を第一に、設備面、労務管理面の改善 の一環として、暑さ対策に取り組んできました。ただ第1工場については、建屋の奥の機械加工エリアが空気の流れがなく暑い状態で、なかなか解決策を見いだせず課題となっていました。これまでの実績と新たな方法を含めて比較検討し、気化式のクールクリーンファンなら開放的な空間でも大風量で涼しさを発揮してくれるのではないかと採用を決めました。またルーフファンを増設し、熱の排出と空気の流れを改善しています。初めての試みで不安もありましたが、結果として現場からは「工場に気流が出来た」、「涼しくなったよ」と言ってもらっています。
レイアウト図(平面)
レイアウト図(立面)
風の流れがなく、暑くなっていた機械加工エリアへクールクリーンファンの涼風を給気。ルーフファンを建設時に10台、今回3台増設し対象エリアの換気回数を2回/hから10回/hに大幅アップ。クールクリーンファンで涼風を給気し、作業エリアとルーフファンに向かって風の流れが作れました。
大きな製品の取り扱いのため、ゆったりと広く天井の高い
空間。作業のため写真手前の入口は開放状態。
この奥のエリアが今回の対象エリア。
ロープウェイの滑車
機械加工エリアで、常時3~4人ほどの作業者がいます。
入口から離れ、風の流れがなく最も暑くなっていました。
工作機械ごとに作業者が居ますので、その4箇所に向けて
送風。ボリュームダンパーとルーバーで各吹出口の風量と
風向を調整。例えば未使用の2箇所を塞いで使用する2箇所の
風量をアップして使うことが出来るようにしています。
クールクリーンファン
基礎、架台、水道、電気一次工事は自社で施工し導入コスト
を抑えました。
ルーフファン
屋上のルーフファンで天井付近に溜まった熱を排出。
当社、工事会社、カマクラさんと連携して工程を組み、暑さが本格的になる前に工事完了しました。