「高温多湿な食品工場の殺菌室がクールシリーズで大改善!」
弊社は、業務用天然調味料や外食向けのレトルト食品(ラーメンスープやカレー)製造を行っています。食品工場は、衛生服を着用の上、釜での煮込み作業や125℃にもなる殺菌機への投入作業などがあり、何も対策をしなければ夏季は高温多湿で、非常に過酷な環境です。暑さ対策を検討していたところ、弊社の専務が協力工場で稼働しているカマクラさんのクールシリーズを見て、弊社も本腰を入れて対策をすることになりました。
今回は鶴岡工場にある3つの工場すべてに暑さ対策を施したのですが、その中の殺菌室がある第3工場は、殺菌機からの放熱の中で、出来上がった80℃近くあるパウチ(スープやカレーなどが入った袋)をスピーディーにトレーに載せていく作業があります。作業者の近くにはスポットクーラーを設置していましたが、夏季の室温は40℃以上ありました。
カマクラさんの営業の方に現場を見ていただき、古くて動いていなかったルーフファンを更新して建屋の換気量を増加させるとともに、クールクリーンファンを新設して涼風を給気するようにしました。また、クールクリーンファンは、作業するエリアにダクトの吹出口がくるように設計して、作業者に直接涼風があたるようにしました。それによって、今年の夏は30℃程度まで室温が落ち着き、また、室内に空気の流れができたことで体感温度はもっと涼しく感じることができていると思います。採用が難しい今の時代、働きやすい職場づくりや離職率の低下・若手人材の確保といった面にも貢献できる設備投資だったと思います。今度は、釜を使用している別エリアの熱気の排出も相談にのってもらう予定です。
【現場写真(第3工場)】
【現場写真】
(第3工場)
(第1工場)
(第2工場)